痛みを和らげるグッズ

炎症がおこった時期や症状に合わせて選びましょう

冷湿布・温湿布

湿布は、「水分を含んだ布を貼ることで効果を期待する」というものです。一般的に、処方される(市販されている)湿布には消炎鎮痛剤が含まれ、痛みにたいしての効果が期待されます。

冷湿布

冷湿布には、消炎鎮痛剤を中心に配合された薬が塗られています。筋肉痛や急性期の痛みなどに、効果が期待されます。ハッカやメントールも配合されているため、冷たさを感じる皮膚の受容器を刺激します。

温湿布

温湿布は、カプサイシンなどの発汗を促進する成分が配合されています。皮膚の温熱を感じる受容器を刺激して、血行改善を狙っています。慢性の肩こりや腰痛など、筋肉の緊張が強い場所に効果的です。急性期の炎症は温めることで炎症が強くなり症状が悪化することがあるので、温湿布は貼らないよう注意してください。

湿布の使用注意点

冷湿布、温湿布ともに、痛みに対して貼る場合には成分にインドメタシンなどの消炎鎮痛剤が配合されているものを確認して選びましょう。

なお注意点としては、消炎鎮痛剤が配合されている湿布が、肩甲骨の間の痛みを引き起こすことがあります。これは、発痛物質であるプロスタグランジンを抑えることによる副作用です。炎鎮痛剤が、胃壁の防御作用も阻害してしまうからです。軽度の胃腸障害から、胃腸炎、重篤な出血を伴う胃潰瘍まで、引き起こす可能性があります。胃の関連痛は左右の肩甲骨の間にあらわれるため、湿布を貼ってるのに肩甲間部のコリや痛みが出てきてしまうことがあります。

コルセット

コルセットは、近代から現代にかけて、補正下着としてヨーロッパ大陸で一般的に使用されました。胸部下部からウェストにかけてのラインを補正する役割で、胴の部分を細く見せるために用いられました。デメリットは、装着に時間がかかることと、動きにくさです。この動きにくさを逆に利用したのが、医療用コルセットです。

腰痛に使われるコルセットの特徴

腰痛に使用されるコルセットは、動きに伴って痛みが出る場合に、動きを制限する目的で使われます。しかし、装着していれば腰痛が治っていくというものではありません。一時的に痛みを感じさせないようにするためのもの、程度に考えておいた方がよいでしょう。

ぎっくり腰や、椎間板ヘルニアなど、急性の腰痛に使用されることが多いです。急性腰痛では炎症をおこしていることが多いため、炎症が治まるまでの期間(約72時間)を目安にコルセットを使用します。しかし、長期間の連続使用は筋力の低下をまねくことになるので、1週間コルセットを着用しても腰痛が改善しない場合は、しっかりと腰痛の原因に対処することが必要になってくるでしょう。

コルセットの選び方

コルセットの選び方は、自分の体に合ったものを選択します。様々なタイプがありますが、目的が動きの制限にあるので、装着してみて体を動かしたときに動きにくく、腰痛が軽減しているかどうかで判断します。そして、しばらく装着していても、ずれてこないことが大切です。また、装着しながら座ってみて、太ももにあたって痛くないかどうかも、チェックポイントになります。痛くて動けない時期を過ぎたら、もう少し動きやすいものに変えてみてもいいでしょう。腰痛ベルトや腰痛バンド、骨盤ベルトといったものは、コルセットに比べると動きやすさの点でもっとも違いがあります。詳しくは、腰痛ベルトを参照してください。

側弯症に使用されるコルセット

腰痛とは別に、骨自体に変形のある側弯症に使用されるコルセットもあります。こちらは自分で判断せずに、整形外科でしっかり相談してください。側弯症の角度、そのときの年齢、その他の症状、等によって、手術か保存療法かの選択になります。保存療法の一つとして、コルセットの使用があります。