正しい姿勢で腰痛知らず

体に負担のない良い姿勢を取り戻しましょう

正しい姿勢とは

正しい姿勢というのはどんなものでしょうか。キレイな姿勢や左右対称な姿勢は背骨にとっていいものなのでしょうか。

私たちが姿勢を保てているのは、背骨があるおかげです。背骨に問題があったり、体に痛いところがあったり、偏った使い方をすることで、体の傾きが生じていきます。体の傾きが生じると、姿勢が崩れたように見えてきます。

姿勢は大切

最近では、美的な意味で「姿勢を正そう」というフレーズが頻繁に聞かれるようになりました。しかし、人の姿勢には美的な意味以上に大切なことがあります。

背骨~骨盤にかけての姿勢が出来るだけいい状態に維持することが、体全体の疲れにくさやコリ、痛みの偏りを予防する身近な方法だということです。

人間の進化と姿勢

私たちが直立するようになったのは、両手を使い立って動くことが目的でした。効率よく活動するために消費するエネルギーをできるだけ小さくし、疲れにくい体にするために、背骨~骨盤の姿勢が今のように進化していったのです。できるだけ省エネルギーで直立姿勢を維持するためには、健康な背骨と左右に偏りの少ない姿勢が望ましいです。

それでは望ましい姿勢とは具体的にどのようなものでしょうか。次は望ましい姿勢のチェック方法をご紹介します。

正しい姿勢のチェックポイント

左右の傾き

前後から見た姿勢のなかでは、左右の傾きがポイントです。頭の上から背骨を通り、地面に向かって垂直に下ろす線をイメージします。(重力線)

重力線に対して両耳の下を結んだ線、両肩を結んだ線、両骨盤の縁を結んだ線、膝の位置関係などをチェックします。肩と腰の傾きが大きい場合には、脊柱の側弯を作り出している可能性があります。左右にかかる負担にあまりにも差があれば、いつも偏った側に無理が強いられるので、筋肉や関節が傷ついて痛みやコリなどの問題が起こってしまいます。

脊柱の弯曲もチェック

横から見た姿勢のなかでは、脊柱の弯曲がもっとも大切です。頚椎の前弯、胸椎の後弯、腰椎の前弯。それぞれ適度な弯曲角度があることで頭の上から背骨にかかる重力の力を上手く分散してくれています。弯曲が極端に少なく背骨がまっすぐ気味であったり、逆に過剰に弯曲が強くなることがあります。弯曲のクッションがなくなることで腰へかかる負担が大きくなってしまいます。

自分の姿勢を確認する

まずは自分の姿勢がどんな状態なのかを確認していくことが必要になります。鏡を自分でみるだけでは止まった姿勢しか確認出来ません。家族や同僚、あるいは専門家に生活の中での姿勢も確認してもらうとよいでしょう。そこからひとつずつ正していこうとすると、始めは違和感があります。長期間、今の姿勢に慣れてしまっているため、良い姿勢がどんなものかを体に思い出させるには時間がかかるためです。しかし、たとえ時間がかかっても、負担の少ない「良い姿勢」を取り戻すことは出来るはずです。