腰痛に優しい椅子とは

適切な椅子選びと座り方で腰痛が和らぎます

椅子と座り方

座り続けるのがとにかくツライ、という声を腰痛持ちの方からよく聞きます。腰痛は、腰背部を動かしすぎる人と同様に、動かすのが少なすぎる人にも起こります。傷害発生の典型的なメカニズムとして、腰痛になりやすいときにちょっとした負荷がかかるということがあります。腰痛になりやすいタイミングとは、早朝や、長く座っていた後ですから、そもそも座り続けるのは良くないといえます。

痛みが和らぐ椅子

少しでも痛みが和らぐ腰痛に優しい椅子とは、どんな椅子なのでしょうか?実は、この椅子だったら絶対に腰痛にならない、というものはありません。体重や体型は個人差が大きいため、万人にとって腰痛になりにくい椅子というのは存在しないと言えます。逆に、腰痛になりやすい座り方というのは、存在します。それは、骨盤が寝てしまって、腰が丸まった状態です。この体勢は、特に腰部に負担がかかります。

理想的な座り方

では、理想的な座り方はというと

  • 足の裏がしっかりと地面についている
  • 膝から下が垂直で、膝関節と股関節は角度がそれぞれ90度になっている
  • 骨盤が立っている
  • 上体の重さが、しっかりと骨盤で支えられている

といったところでしょうか。

腰痛に優しい椅子とは、上記の理想的な座り方ができる椅子になります。どのような椅子にせよ、座面の高さをしっかりと調整することが必要になってきます。

腰痛に優しい椅子の選び方

硬さは、硬すぎず柔らかすぎず、適度なものを選びます。このあたりは体重との兼ね合いで決まってくるので、実際に店舗で座ってみるのが一番です。

また、背もたれやリクライニング、肘掛は、同一姿勢でつらさが出てきたときに、適度にバランスを変化させるためのもの、という認識がいいでしょう。リクライニングを使って背もたれに上体を預けるような姿勢もまた、腰痛になりやすいからです。そして、肘掛に体重をかける時間が長くなると、今度は肩こりも起きやすくなります。

同じ体勢を20分以上続けるのは、腰痛の原因になります。そのため、こまめな体勢チェンジを心がけてください。その際、上記の背もたれ、リクライニング、肘掛を利用します。

骨盤を立てる機能に特化した椅子

骨盤を立てる機能に特化した椅子としては、バランスチェアと呼ばれるタイプや、座面に置くクッションなどがあります。これは、上手く座れないときのサポートに使います。しっかり座れるようになってきたら、上記の理想的な座り方に移行していきましょう。

座った時のチェックポイント

最後に、しっかりと座れているかをチェックするポイントをお伝えします。まず立った状態で、深呼吸をしてみます。次に、普通に腰掛けて、深呼吸をします。もし座った方が、呼吸が浅くなったり、吸いにくかったりする場合は、上手く座れていません。そのときは、足裏中央のへこんだ部分を意識して地面を軽く踏みます。立ち上がるほどは踏まなくていいですが、少し太ももが浮き上がりそうな感覚になるように踏みます。

そこで、もう一度深呼吸をして、吸いやすくなっていれば上手く座れています。最初は少し疲れるかもしれませんが、その状態を維持してください。立っているときと同様に、上体の重さを骨盤から足を通して支えるようなイメージです。