腰痛にならないために

日常生活の中で意識して行動することで腰痛予防ができます

生活改善による腰痛対策

急性期(炎症がある間=発症後72時間)に、痛みのでる体勢を避けることを目的とした、ADL(日常生活動作)の改善例です。

腰を丸めるの(中腰姿勢)を避けたい場合

腰椎の前弯を保つために、しっかり股関節と膝を曲げることで対応します。例えば、しゃがむとき、持ち上げるとき、床から物を拾うときなどです。

腰を反らせるのを避けたい場合

20分以上、立ち続けないようにします。また、片足を台に乗せたり、カウンターに体を持たれかけたりして、反らせる動作を避けます。さらに、頭上に両手を挙げるような活動も控えるのがいいでしょう。

ひねる動きを避けたい場合

左右非対称な運動を避けます。例えば、掃除機をかけたり、掃き掃除をしたり、片腕で押す・引くなどの作業です。また、物を動かすときは、足の力を使うように意識して、両手で動かします。さらに、痛みのない方に捻るように、右手と左手を交換して作業を行ないます。

温泉による腰痛対策

温泉の腰痛に対する効果は、主に二つあります。温熱による作用と、温泉の効能です。それ以外にも、リフレッシュすることで心理的な作用もあるかもしれません。

温熱による作用

まず、温熱による作用です。温熱療法の中でも、温泉は対流のメカニズムよる作用があります。血管拡張により血行が促進され、筋肉の緊張もとれます。温熱作用は、家庭での入浴でも効果があります。

温泉の効能

次に、温泉でしか得られないものとして、温泉の効能があります。温泉に含まれている成分により、化学的な作用があります。その成分は、硫黄、二酸化炭素、食塩(ナトリウム塩化物)、石膏、アルミニウム、鉄などがあります。これらの成分は、温泉に表示義務があります。各温泉に含まれている成分をしっかり確認してください。急性の炎症がある場合、症状が悪化することがあります。

温泉で注意したいこと

温泉の注意点としては、禁忌があるということです。成分の中には人体にマイナスに働くものもあり、一部の疾病や症状を持った患者に入浴を勧めてはいけない禁忌症が定められています。各温泉の注意書きをよく読んで、判断してください。また、入浴法方が指定されているときは、その方法に従うことも大切です。

また、大前提として、温泉法による成分表示は源泉での段階に基づくものだ、というとこがあります。実際に入浴できる温泉地での成分が、異なっている可能性があります。湯量の少なさを理由に、循環・殺菌されていたり、水増しされていることがあります。その場合、効能がない可能性があります。これに対して源泉掛流しでは、効能があると考えられます。

温泉を療法として利用する際は、専門の温泉医や主治医の推奨により行うのが、効果的で安全と言えるでしょう。